相続税とはその名のとおり、相続が発生した際に納税義務が生じる税金です。
相続税の計算方法は、まず相続税の総額を算出し、その相続税の総額を相続割合を元に計算し、相続税額を計算するのが基本となっております。
日本では相続で家がつぶれる。もしくは財産がなくなる。
などと言われるが、これは相続税が比較的高額である事がその原因にあげられるのじゃな。
国によっては相続税そのものがない国もあるぐらいじゃからのお。
しかし、この相続税は相続財産すべてに課税されるものではないのじゃよ。
これは相続税の基礎控除が設けられているためじゃ。
そこで相続税額を計算する際は、まず相続税の控除額を求める必要がでてくるのじゃな。
では相続税の基礎控除額の計算方法を見ていくとしよう。
相続税の基礎控除額は以下のように定められておる。
非常に簡単な計算式じゃから、すぐに覚えられるじゃろう。
5000万円は基礎控除じゃから、誰にでも認められる控除額となる。
じゃから、相続する遺産の総額が5000万以下ならばそもそも相続税はかからないという事になるじゃな。
更に法定相続人数によって、控除額がプラスされていく事になる。
例えば、妻と子供3人の場合は、法定相続人が4人じゃな。
この場合は
法定相続人4人×1000万円=4000万円
5000万円+4000万円=9000万円
となり、9000万円までが相続税控除となるという訳じゃ。